私の一番

2017年11月13日

アロマセラピストとして仕事の中では常時70種ほどの精油を使っていますが、その中で私にとっての不動の一番が「リンデンブロッサム」です。

少し乾いた、そしてどこか柑橘を思わせるような爽やかな甘さのある香りは、凛とした中に逞しさを感じさせます。

自分用のオーデコロンをブレンドする際にはこのリンデンを加えるのがと常なのですが、特にラベンダーやサンダルウッド、柑橘でもサッパリとしたライムなどと合わせることで、リンデンのグリーン系のノートが際立ちまるでサボンのような清々しい香りにまとまります。

精油のブレンドは混ぜた瞬間から変化が始まり、1日、3日、1週間と時間とともに変化していきます。その変化を想像しながら1滴、そして1滴と落としていく作業は、感覚を研ぎ澄ましながらも癒しを感じる瞬間です。

リンデンは、西洋菩提樹とも呼ばれ、成長すると30mにもなる高木の広葉樹で、ハート形の葉と小さく黄色い房状の花をつけるのですが、見た目には綿毛のように儚げなその花が素晴らしい香りで、この花から採取された蜜からなるハチミツは西洋では最高に香りがいいといわれます。

中世から自然療法の世界では、片頭痛や高血圧、不安感、めまい、イライラなど、ストレスからくる様々な症状に対しリンデンの使用を奨めており、興奮状態からの鎮静と、抑うつ状態からの回復、いづれに対しても優れたバランス調整に役立ってくれる素晴らしい香りです。